パラベンといえば、添加物として肌に悪いものというイメージが強くある人も多いのではないでしょうか?

「パラベンフリー」という言葉も良く聞きます。では、パラベンは悪いものなのでしょうか?

しかし、何か私達にとって都合の良い効果効能があるから、多く使用されてきたはずですよね。パラベンがどのようなものなのかご紹介します。

パラベンの特徴

パラベンは、「パラオキシン安息香酸エステル類」という正式名称で、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベンなどと種類があります。

英語表記だと「paraben」となります。

無色またや白色の結晶性の粉末で、石油成分の一種です。抗菌作用に優れているので、シャンプーや化粧品、加工食品などの防腐剤として使用されている添加物です。

合成の防腐剤としては、安全性が高く皮膚への刺激も少ないということで、多く利用されていました。5%以下の濃度では、刺激になりにくいと言われています。

厚生労働省で決まられている使用上限は1%なので、パラベンの安全性は高いのです。

パラベンの効果効能

化粧品やシャンプーは手に取って使用するので、雑菌が入りやすくなり、中身が酸化したり、変質したりしやすくなってしまいます。

腐ってしまって、雑菌が繁殖したものを使用していると、逆に肌トラブルの原因になってしまいます。

少量で殺菌作用が高いパラベンは、化粧品やシャンプーに最も多く使用されるようになったのです。

パラベンを使用している商品

パラベンは肌に刺激が強いという部分だけが取り上げられるため、「パラベンフリー」の商品が多くなり、パラベンを使用しているシャンプーをなかなか探すことができません。

しかし、防腐剤が含まれていないということは、雑菌が繁殖し、腐敗や変質が進んでしまいます。それは、当然肌や髪への刺激になってしまいます。

よって、パラベン以外の防腐剤を使用しているということもあります。次のような別の防腐剤の方が肌に刺激になるということもあります。

  • 安息香酸
  • 安息香酸Na
  • デヒドロ酢酸Na
  • フェノキシエタノール

必ずしも、パラベンフリーが安全というわけではないのです。

パラベンの副作用

アレルギー反応

パラベンは、皮膚塗布や摂取によって、湿疹、皮膚炎などのアレルギー症状が出ると言われています。

800人に1人くらいの割合でアレルギー反応が出ることが分かっています。化粧品の成分の全表示が義務付けられる前までは、表示指定成分になっていました。

肌の老化

パラベンの中のメチルパラベンは、刺激が少ないので、多くの化粧品やシャンプーに使用されています。

しかし、紫外線が当たると、脂質酸化物が増えてしまい、肌が老化する原因となると言われています。

ただ、皮膚からメチルパラベンが吸収されることはほとんどなく、必要以上に過敏になる必要はないと言われています。

身体に蓄積する

パラベンは体内に蓄積される物質と言われています。そして、充分に証明されてはいませんが、発がん性が問題視されているということです。

アスピリン喘息の誘発

気管支喘息のうち、アスピリンに反応して発作が出る喘息をアスピリン喘息と言います。パラベンは、そのアスピリン喘息を誘発するので、アスピリン喘息がある人は、パラベン配合の化粧品、シャンプーは避けるようにしましょう。

パラベンが全て悪いわけではない

パラベンは、「髪や肌にとって悪影響を及ぼすもの」というのは、私達の常識のようになってしまっていますが、実はパラベンが全て悪いというわけではないのです。

いろいろな成分が配合されたシャンプーは、そのままだと腐敗しやすいので、防腐剤はある程度は必要とされます。

その中でパラベンや少量で抗菌作用を発揮してくれ、安全に使用できるものとされています。

ただ、アレルギー反応を起こしてしまったり、肌の老化を促進したりという可能性があるので、そこだけを取り上げられてしまいがちなのです。

パラベンフリーと言っても、その他の防腐剤が含まれていることが多いので、パラベンフリーが安全だと言い切れない部分もあります。

パラベンだけにとらわれずに、その他の成分にも目を向けてシャンプーを選ぶようにしましょう。